ふちどり

後ろ見ながら前に進む、僕の日記。

色を纏う

 

僕には身に付けるもの、特に洋服について少し変なルールがある。ルールというか、そうしないと落ち着かないのだ。それは何かと言うと、「色」である。

 

何色かは秘密だが、ある三色で構成された洋服を纏っていると、かなり落ち着く。この感覚はいまだに上手く言葉で説明できないのだが、落ち着くというか、何というか、僕がちゃんと僕である感じがする。

他の色だとなんだかそわそわしていけない。その三色でなくてはならない。

 

僕はなぜこの三色なのかということについて、長年考えて考えて、やっぱりわからないなあ、などと思っていたが、昨晩、突然そのわけがわかってしまった。

 

その三色は、実家の建物を構成している三色だった。

 

思えば僕が色について意識するようになったのは実家を離れてからだ。

なんだかこわい。無意識に何かに守られようとしていたのかもしれない。まあ服の色で誰に迷惑をかけるでもなし、良しとしよう。けれど僕はまだまだ大人にはなれていなかったのだな、と少し残念で、また少しうれしく思った。