ふちどり

後ろ見ながら前に進む、僕の日記。

まっしろな夢

久しぶりに夢を見た。

真っ白に塗られた道路、真っ白に塗られた家、いちめん白い雲に覆われた空。
物という物が全て白で構成された世界。

そこには僕以外に誰も人がいなくて、とても静か。
天国というのはこんな感じだろうか、と夢の中の僕はぼんやり考える。
暑いとか寒いとかそういった感覚も全くなくて、何か柔らかくて気持ちの良い布に包まれているようだった。

真っ白な道をあてもなく歩いていくと、大きい水たまりがあった。水にもまた白い色が付いていて、牛乳の海みたいだった。両手で掬って飲んでみたが、紛れもなく水だった。白い水というのも悪くはないなと思った。他の色ではきっと駄目だろうなあとも思った。何が駄目なのだろう。

それから、現実の僕が先日村上春樹騎士団長殺しの2部を読み終えたばかりだからか、夢の中の僕はこの白い水を飲みながら二重メタファーの話を思い浮かべていた。